活動報告(実績)

活動報告 2005.11.29

2005.11.29 : 平成17年都市整備委員会 本文

◯高橋(か)委員長
 ただいまから都市整備委員会を開会いたします。
 初めに、陳情の取り下げについて申し上げます。
 お手元配布の一七第四四号、「(仮称)南砂二丁目計画」の計画変更に関する陳情は、議長から取り下げを許可した旨通知がありましたので、ご了承願います。
     ━━━━━━━━━━

◯高橋(信)委員
 早速現場を見に行ってまいりました。この陳情にあります道路の整備につきましては、既に終わっているようでありましたが、この陳情を出された方は、これまで相当長期間にわたり取り組みをされてきたようでございます。今、この陳情の内容などにつきまして都から詳しい説明がありましたが、ここで、改めて陳情者の主張と、それへの都の見解を一つ一つ確認をさせていただきながら審査をしていきたいと考えております。
 まず、陳情者は、都の整備案では、クランクや丁字路交差点があり、小金井街道への出入り口の信号待ちの渋滞が予想されるため危険である、この道路ではこれまで約四十年間事故はなかったから、従来のV字型のまま奥へずらすセットバックした道路形態にしてほしいといっておりますが、事実はどうなのか、伺います。

◯庄司再編整備推進担当部長
 この交差点でございますが、陳情説明表の位置図、改良前の欄にございますように、小金井街道に対しまして二本の道路が一点でV字型に交わる変則的な形状で、過去五年間、重軽傷合わせまして六件の交通事故が発生しております。  また、この道路の交通量を調査したところ、夕方のピーク時でも一時間四十五台、十分間で見ても十二台と非常に少ないため、小金井街道への出入り口の信号待ちの車が渋滞して丁字路交差点の出口をふさぐ可能性は極めて低いと考えております。
 今回の改良工事は、この交差点における交通の円滑化及び交通事故の防止を図るため、実施したものでございます。

◯高橋(信)委員
 この交差点の従前のV字型の形状につきましては、陳情者がいうほど安全ではなく、今回の整備によりまして安全性の向上と交通の円滑化が図られたことがよくわかりました。
 次に、陳情者は、丁字路交差点と小金井街道の出入り口との間隔や、クランクから丁字路交差点までの距離が不足しているという二つの点で、都の整備案は道路構造令に抵触していると主張しておりますが、この件につきまして当局の見解を伺いたいと思います。

◯庄司再編整備推進担当部長
 この道路整備に当たりましては、交通管理者である警視庁及び東村山警察署、また、道路管理予定者であります地元清瀬市とも協議、調整を図った上で整備を行ったものでございます。
 陳情者は、丁字路交差点と小金井街道の出入り口との間隔が六十メートル以上必要と主張しておりますが、道路構造令では、このような場合は、車が車線を変更して隣の車線に入る片側二車線以上の場合とされており、この道路は片側一車線であるために該当しておりません。
 次に、西側外周道路のクランク、丁字路手前の曲がり角から丁字路交差点までの距離について一定の距離が確保できない場合、道路構造令では、警戒標識でこれを補う必要があるとされていますため、現地では既にT型道路交差点ありの警戒標識を設置しているところでございます。
 以上のことから、今回の道路整備は道路構造令に則して適正に行っているものでございます。

◯高橋(信)委員
 この道路の整備が道路構造令に基づいたものであることはわかりました。また、この道路を既に管理しております清瀬市も、この道路の形状を支持していること、警察にも了解を得られていることも理解いたしました。
 次に、陳情者は、この道路の整備は、本来、第三期の建てかえ工事に合わせて行う予定なのに、暫定整備という名目で強引に工事を進めたと主張しておりますが、この件に関しまして当局の見解を求めます。

◯庄司再編整備推進担当部長
 清瀬中里四丁目アパートにおきましては、三期にわたる建てかえを予定していましたが、これまで一期、二期の建てかえを進める中で、居住者の他団地への移転が当初予定より多く、現在建てかえ需要はほぼ満たされている状況にございます。
 また、ことしの二月、地元清瀬市から、小金井街道が今後拡幅が予定されており、整備後は所沢や狭山方面からの交通量がふえ、これまでの交差点形状では危険性がより増大することが想定されるため、この道路の早期整備を要請されたところでございます。
 これらのことを勘案し、今回、この外周道路の整備を行ったものでございます。

◯高橋(信)委員
 団地の建てかえが一段落したので、小金井街道拡幅後の交通量も勘案いたしまして外周道路の整備を行ったと思います。
 最後に、これまでの都の対応が不誠実であったと陳情者は主張しておりますが、この件について当局の見解を求めます。

◯庄司再編整備推進担当部長
 ご説明いたします。
 都といたしましては、この道路整備事業を実施するに当たりまして、延べ十六回にわたり陳情者と話し合いを重ね、都の整備内容に理解が得られるよう努めてまいりました。
 ことし二月には、清瀬市から、この道路を都の計画案の形状により早期整備することを求める要望書が出されたところから、またさらに、居住者及び周辺住民に工事の説明を行い、大方の同意が得られたことを踏まえ、着手したものでございます。
 この道路は、ことし九月上旬に完成、供用し、既に管理を清瀬市に移管しております。供用して以降、この道路の交通は円滑な状況にあり、周辺住民から管理者である清瀬市や都に対して特に苦情等は寄せられてございません。

◯高橋(信)委員
 道路のような都市基盤の整備を行う際には、近隣地域にはこのような意見の隔たりが多々生じることがあります。すべての地権者の合意を得ることは難しい場合が多いことも大変理解できます。しかしながら、道路の整備は、その地域全体の交通の円滑化や安全性の向上の面で大きな効果があります。今回の道路整備の開通、供用後、交通は円滑な状況にあり、周辺住民から管理者である清瀬市や都に対しまして特に苦情等が寄せられていないことも、今回の整備の効果を示していることと思います。
 この団地の入り口の交差点は、交通量の多い小金井街道に接しております。小金井街道の拡幅は、この地域の道路交通にとりましても重要なものであり、今回の交差点改良は、その点から見ても意義があると思います。
 一方、今回の道路整備によりまして、小金井街道から入ったところに新しくT字型の交差点が生まれておりますので、今後、東側外周路の歩道の整備を行う際には、T字型交差点の見通しをよくし、なお一層利用者の安全性の確保を図ることをお願いいたしまして、私といたしましては、この陳情は不採択とすべきものと考えております。
 以上で質問を終わります。